色とりどりの棒

いろいろな棒と思考の記録帳

文章の練習

その頃は大学内でもテレビ局関係者が「東大生の中で特別に頭のいい人を探しています。ルービックキューブを一瞬で解ける、一瞬で暗算できるなど」 とチラシを配っていたりして、ひょっとしてこの人達学問がなんなのか知らないまま大人になっちゃった人達なの…

太鼓はたのしい

昨日は久しぶりにティンパニをやった。およそ3ヶ月ぶりにさわる楽器は、案の定すこしよそよそしい感じがして、なんか思った通りに鳴ってくれない。ティンパニによそよそしくされると胴から鳴ってくれないのだ。それはたたく強弱の問題とかではなくて、そうな…

「自由に、しかし楽しく」のこと

ブラームスの交響曲第3番がたまらなく好きで、多分1日おきくらいに聴いている。ところでこの交響曲、冒頭の F-A(s)-F という音列には、ドイツ語の頭文字としてちょっとした意味がある(らしい)。彼の座右の銘になるとのことだ。それは、 "Frei Aber Froh" …

すくずく

つい先ほど、泥沼に嵌まった。 といっても精神の泥沼に嵌まったとかそういうことではなく、物理的世界、埼玉県加須市。農業用水路の横、蛙があわれげにないていて、遠くからのんきな防災無線が聞こえたりしている。そんないい感じの畦道を歩いていた。ところ…

鉛筆を力強く握る

紫陽花は綺麗だけれども、ぶわああという感じで一面に咲いているよりも、狭い路地とぼろアパートがあるような街並みに溶け込んでいるのがいい。そんな街中の都電の線路脇とかに咲いていたりすると、なんかいいなあああと思う。梅雨の日は、少し土のついたア…

ひとりごと、宇治拾遺物語へのリンクつき

僕の敬愛する町田康は『きれぎれ』で芥川賞をとっているけれど、その前にも『けものがれ、俺らの猿と』で最終候補まで残っていたことがあるようだ。芥川賞全集の該当巻を借りて後ろの方を読むと、一見して物語展開は支離滅裂、いや十回読んでもやっぱり支離…

阪神高速14号高架橋

通天閣を抜けて、北側から南へとアーケードに入る。 さっきまで溢れそうなほどいた観光客はうそのように消え、カラオケ付き居酒屋からヴィブラートの利きすぎた下手な歌声がこだまし、どこからともなく不思議なにおいがしてくる。大阪には至るところにアーケ…

初任給や初乗り運賃とはあまり関係のないこと

就職して、毎日7時に起きるようになって、髪の毛を欠かさずいじくりまわして、欠かさず水筒にコーヒーを詰めて、少しはタイピングが早くなって、でも相変わらずmicrosoft officeは僕の言うことを聞かなくて、支給されたiPhoneは使い方がさっぱり分からず笑わ…

石拾い

学生最後の一日。小雨、微妙に寒く、かといって凍えるほどではない。今日は暗いし、僕の部屋はそもそも朝の光が届きにくく、また寝坊した。 新生活、に向けて準備することは多くなかった。そしてどれも3月前半までには終わってしまった。引っ越しもないし、…

インド日記 その三

地獄の夜行列車、コルカタ ガヤーからコルカタへの夜行列車は、人生で五本の指に入るQOLの低さだった。まず20時発予定の列車がいつまでも来ないので、駅のホームで雑魚寝する。どこへ逃げてもすぐに蝿と蚊が沸いて、痒い痒い痒い。4時間半の遅れでやっと入線…

インド日記 その二

バラナシ、ブッダガヤー アーグラーからバラナシへの夜行列車は、現地の旅行代理店に予約依頼をしてあった。だからその晩はひとまず安心というはずだった………。しかし乗り込んですぐに、その切符が一日遅い列車のものだということが発覚し、途方に暮れてしま…

インド日記

入国、デリー、アーグラー トランジットで少し観光した北京を離れて、深夜2時頃にデリー空港へと到着した。手続きを終わらせて空港の外に出た時は土砂降り。あたりは雷とクラクションの喧騒で溢れかえっていて、怖い。 送迎車を頼んでいたので、それに乗って…

インド準備中

卒業旅行はインドにした。ヒンドゥーの国、カーストの国、カレーの国、ITの国、ぼったくりの国。 期待より不安の方が(断然)大きい。それでも、どうしても死ぬまでに一度は行きたかった。なんでなのかはよくわからない。「インドで自分探しの旅してきます」な…

モラトリアムは終わるけれど

大学生もあと1ヶ月だ。学生時代をモラトリアムと表現されると、いや勉強してたし団の仕事が忙しいこともあったし、なんて一瞬反抗的になったりする。でも後から考えれば、どういってみても僕の学生生活は間違いなくモラトリアムそのものだったということにな…

音のサイレンと図画のサイレン

『この世界の片隅に』について、局所的な雑感。こうの史代さんの漫画は以前『ぼおるぺん古事記』で初めて読んで好きになり、それから何作かは読んでいる。題材が素敵なのと、女の子が可愛いのと、背景考証が丁寧なのがよい(漫画なのに文献表がついていたりす…

わかさぎが釣れないという日記

長野県の松原湖というところで初めての氷上わかさぎ釣りをしてきた。そもそも釣りということ自体をそれまで1度しかしたことがなかった。わかさぎ釣りには、主に凍結した湖に穴をあけて釣る氷上釣り、普通の湖で船の上から釣る屋形船釣りがある。氷上の方が雰…

気になること抽象編

先日無事に卒論を提出して、どうやら卒業ということになりそうだ。お疲れ飲みやらお疲れ旅行やらをやって、ああ本当に終わったんだなと実感する。やったね。気合い入れて書いたら本文だけで30000字を越えてしまったのは、ちょっと膨らみすぎ。このブログにし…

だるまさんの問題

もう360日くらい前になるだろうか、電車を何回も乗り継いで有名な寺社へと初詣に行ったとき、参道も境内も予想通りの大混雑、初詣の参拝客はわいわいがやがや、ありきたりなお箏の音楽がスピーカーからぼろんぼろんぼろろろろん、と、お寺はとにかくまあ大盛…

メリークリスマス

千葉県市原市の山あいにある某無人駅に、なんの縁あってか今年だけで二回も訪問する機会があり、まずは五月そして次は十二月に降り立ったのだけれど、一度目は春麗らかでとても風情があったのが、二度目では大量の電飾でこれでもかというほど駅は飾りつけら…

渋滞と妄想の親和性について

落ち着きを失っているので、またもや気晴らし。 以前浅草に車で行く用事ができたとき、用賀ランプから首都高3号線に乗ったのだけど、ゲートを通過した途端に「池尻で事故 渋谷まで60分」とかなんとか書いてある。 絶望した。 僕は渋滞が大大大嫌いで、環境に…

思考実験と組み相撲はとらない

(これは10/30の投稿とセットにするつもりで書いたのだけど、やっぱり微妙なのでは?と思いだしてお蔵入りしていたやつです。でも卒論でも発表でもなんでもないので、なんかもったいないしもう微妙でも構わないやと今さら開き直った。) 心の哲学で卒論を書き…

旋律地獄

必要に迫られて最近は哲学の勉強もまあそこそこやっているつもりだけど、平行してこっそり音楽理論の勉強もやっている。そうしたら基礎は知っていたつもりだったのにけっこう何もわかっていないことが発覚した。 その中でも今一番興味があるのはバッハのフー…

わかり砂漠©が増えてゆく話

卒論がやばいという話。10月頭におおまかなスケジュールをたててみたものの、既に追いついていない。冷静に、まずいかもしれない。 今は卒論のテーマでもある、「説明ギャップ」の進化形(?)である「概念ギャップ」の批判論文を読み進めているという段階だ。…

反例てんこもり哲学の徒然考

『フィクションの哲学』(清塚邦彦, 2009 勁草書房) を読んだ。 けっこう面白い。フィクションを語るとはどういうことなのかについてはプラトンの時代から「ミメーシス」という概念で語られている問題である。以前アリストテレスの『詩学』を授業で読んだのに…

途中下車とかのよさについて

どうしても旅に出たい、しかしお金が決定的に、ない ―――こういう憐れな学生の強い味方が「青春18きっぷ」だ。 日本全国の普通列車に乗り放題で、5枚刷り11850円。首都圏を始発で出発すれば、たった2370円で北は青森県、西は山口県(裏技を使えば九州)まで到達…

内容には全く触れないゴジラ論

『シン・ゴジラ』を観た。めちゃくちゃ面白かったので2回観た。 ヒョーーッ、蒲田のゴジラ、キモーーっ!ウオーーッ、というかめっちゃエヴァっぽいじゃーーん!イェーーイ、無人在来線爆弾、サイコーーっ! あー楽しかった、おわり。基本的には完成品を数回…

少しだけ人間味のあるマシーン

塾の個別講師をしている。今は大学受験を控えた生徒を持っているのだけど、今日彼が定まらない進路について「やっぱり学歴で恥をかきたくないし勉強頑張らなくちゃ」みたいなことをいっていた。 塾講師してる間はものすごーく優しくにこやかに振る舞うように…

いつか酒の肴になってくれ

8月が終わった。 ちょっと区切りっぽいのでブログ作成してみた。 今さらブログを始めた一番の目的は、今まだ社会に出ていない状態でこういう散文的なものを書き溜めておいて、いつか社畜や中年オヤジや瀕死の爺さんになったときに読み返して、自分で爆笑した…